日本の30人の著名ミュージシャンがビートルズの名曲をカバーした「All
You
Need
is
Love」のシングルCDがこのほど発売された。YMO坂本龍一(60)を発起人とした東日本大震災復興支援プロジェクト「JAPAN
UNITED
with
MUSIC」で、小林武史氏(52)が同曲のプロデュースを務めた。各歌手が順番に歌い継ぎ、全員でサビを合唱。日本版「We
Are
The
World」ともいえるチャリティーソングだ。
昨年の東日本大震災の直後、ビートルズの関係者から「日本人がカバーするなら、楽曲の権利使用料を寄付に回したい」という提案があり、坂本が「ビートルズなら僕より適任」と小林氏にプロデュースを依頼した。趣旨に賛同した30人が参加。スケジュールの都合で一堂に会することができなかったが、昨年9月から個別に録音した。1月25日に先行配信がスタートし、今月7日にDVD付きシングルが発売された。利益はすべて、被災した子供たちのために寄付される。
◆チャリティーソングメモ
84年、エチオピア飢餓救済のために制作された「Do
They
Know
It’s
Christmas?」で、フィル・コリンズ、U2のボノらが参加。85年、マイケル・ジャクソンさんらが提唱したアフリカ飢餓救済の「We
Are
The
World」にはスティービー・ワンダーら45人が参加した。日本でも阪神・淡路大震災後にジャニーズ事務所が特別ユニット「J-FRIENDS」を結成。東日本大震災後は数々のチャリティー曲を発表し、福島出身のアーティストで猪苗代湖ズも結成された。