NHK大河ドラマ「平清盛」(日曜午後8時)の27日放送の平均視聴率が、関東地区で10・2%(関西地区11・1%)と、関東、関西ともに同作品では最低だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。さらに、初回から27日の第21回までの関東地区平均視聴率が14・1%となり、期間平均視聴率が大河史上最低だった94年「花の乱」の数字に並んだ。

 「平清盛」は、4月1日と同22日に関東地区で11・3%を記録しているが、10%台は初めて。27日の同時間帯には、フジテレビ系でロンドン五輪出場権のかかった「バレーボール世界最終予選女子・日本×セルビア」が放送され、23・3%と高視聴率を記録。その影響も受けたと思われる。

 NHKによると、データを確認できる大河のワースト視聴率は、94年8月放送「花の乱」の10・1%。「平清盛」の次回放送される6月3日には、同時間帯にテレビ朝日系で「2014サッカーW杯ブラジル大会アジア最終予選・日本×オマーン」が放送されることで、最低記録の更新、初の1ケタ視聴率の危機に立たされている。局内にも「また、下がるのではないか」などの声が漏れている。