フジテレビの高橋真麻アナウンサー(31)が3月いっぱいで退社することが13日、分かった。同局が発表した。バラエティー番組を中心に明るいキャラクターで人気アナとして活躍したが、4月で入社10年目という節目を迎えるにあたり「自分の可能性を試してみたい」と決意したという。今後の活動について詳細は未定という。父親で俳優の高橋英樹(69)は「今後も応援してやってほしい」とコメントした。

 高橋アナは同局広報部を通して、マスコミ各社にファクスを送って退社を決意した心境を明かした。「アナウンサーとしていろいろな仕事を経験させていただくうちに、アナウンサーという枠を超え、より幅広く仕事をしていきたいという思いが強くなりました」。さらにこのタイミングでの決断について「4月で入社10年目を迎えるこの節目に、自分の可能性を試してみたいと思い退社を決意いたしました」と明かした。

 04年に入社後、高橋英樹の1人娘として知名度は高く、明るい性格と、お嬢さまキャラクターを武器にバラエティー番組を中心に活躍した。11年には同局の夏イベント「お台場合衆国」で毎朝、得意のカラオケを披露して話題になった。

 関係者によると、退社は昨年秋ごろから考えていたようで「テレビの仕事は続けていきたい意向があるようだ」という。今後についてはまだ決まっていないが、高橋アナは「これまでの経験を生かし、さまざまな活動ができたらと思っております」。フリーアナという枠組みにとどまらず、タレントとして幅広く活動していくことになりそう。この日も「引き続き“全力投球”“生きる気200%”をモットーに一生懸命頑張りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます」とコメントしている。

 同局はここ数年、戸部洋子アナ、秋元優里アナ、石本沙織アナら人気女性アナの結婚が相次いでいるが、高橋アナの退社は寿退社ではないという。IT企業社長と交際中とされるが、先月末には「未来のダンナさまに会いたい」「どんな人と結婚するんだろうと日々悩んでます」と意味深な発言を繰り返していた。

 現在は「知りたがり!」(月~金曜午後2時)にレギュラー出演中。「最後まで精いっぱい努めてまいります」としており、14日の同番組で退社に向けたあいさつが聞けそうだ。

 ◆高橋真麻(たかはし・まあさ)1981年(昭56)10月9日、東京都生まれ。東京女子大卒業後、04年4月にフジテレビ入社。「とんねるずのみなさんのおかげでした」「笑っていいとも!」などを担当。現在は「知りたがり!」「めちゃめちゃイケてるッ!」「爆笑レッドカーペット」など。趣味は歌を歌うこと、レストラン巡り、料理。血液型O。