日本テレビ系「24時間テレビ

 愛は地球を救う36」のチャリティーマラソンで25日、森三中の大島美幸(33)が88キロを完走した。放送終了の午後8時54分には間に合わなかったが、同9時20分、メーンパーソナリティーの嵐らが待つ東京・日本武道館に用意されたゴールテープを切った。

 その頑張りに共演者が涙する中、大島は開口一番、謝罪した。「ちょっと遅れてしまってすみませんでした。ありがとうございました、待っていただいて」。大ファンという嵐の松本潤(29)とは握手を交わし、同局系の「嵐にしやがれ」で約束した通り、「タピオカミルクティー飲もうね」と優しく声を掛けられた。

 走行距離設定理由となった女性ランナー史上最重量の88・4キロからの挑戦だった。ひざへの負担を考え、16・7キロ減量。71・7キロで24日午後7時3分、神奈川県内のスタート地点を飛び出したが、明け方には左膝、右太ももの痛みから歩き始めた。顔をゆがめて立ち止まる姿がたびたび映し出され、残り2キロを切ると笑顔と涙が交錯した。

 07年末に妊娠判明も、08年1月に流産を確認した。「もっと体を張っていく」と芸人としての決意を固め、「体を張ることでみんなが笑ってくれるならこんな素晴らしいことはない」とこの挑戦を決めた。中継終了後には、夫で放送作家の鈴木おさむ氏(41)から抱きしめられ、「家帰ってお風呂沸かして待ってます」と声を掛けられた。それでも「デブは88キロも走るもんじゃない」と照れ笑い。26時間17分の長い闘いが終わった。