演歌歌手山崎ていじ(56)が27日、大相撲の東前頭筆頭遠藤(23=追手風)のスピード出世にあやかって、13年目の遅咲きブレークを誓った。26日リリースの「昭和男唄」のヒット祈願を27日、東京・新橋の烏森神社で行い、「今年は勝負の年。来年あたりには綱とりも見えてくる遠藤君と張り合えるようになってみせる」と意気込んだ。

 元プロボクサーで、35年前の西日本新人王決定戦で、お笑いタレントのトミーズ雅(54)と対戦経験(敗退)のある異色演歌歌手の山崎は、これまで大ヒット曲を出していないが、今作を機に、芸名を「悌史」から「ていじ」に改名。心機一転を図って、神主から祝詞を授かった。

 格闘技に精通していて、遠藤のことも新弟子時代から目をかけてきたが、あっという間に知名度で差をつけられた。

 同席した新曲の作曲家弦哲也氏からは「彼(遠藤)はスピード出世。スローだけど君も出世しないとな」と背中をたたかれ、「この曲で皆さんをKOしてみせます!

 僕も年末の歌番組に出演できるようになりたい」と、日本レコード大賞やNHK紅白歌合戦の初出場を目標に掲げた。【瀬津真也】