CHAGE

 and

 ASKAのASKA容疑者(56)と同じ覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕された知人の会社員、栩内(とちない)香澄美容疑者(37)と元小結高見盛の振分親方(38)が、同じ高校で同学年だったことが20日、分かった。振分親方は、同容疑者と面識がなかったが、「情けなくて涙も出ない」と苦い表情を浮かべた。

 振分親方はこの日、日刊スポーツの取材に対し、栩内容疑者について「全然知らない。まったく。(高校は)女子部と男子部があるし、人数も多かったから、同じクラスの人だって、もう分からなくなってる。相撲部で一緒だった人ぐらいしか、はっきり覚えてない」。面識がなかったことを強調した。

 振分親方は、青森県立弘前実高を卒業。同校は硬式野球部が甲子園に出場したほか、陸上部、相撲部なども強く、地元のスポーツ名門校として知られる。栩内容疑者が同校出身で、振分親方と同学年だったことがこの日、判明した。

 面識がないとはいえ、愛校心と実直な性格から、言葉に怒りがにじみ出た。「(同容疑者が)弘前実業の出身者と(世の中に)出るだけで嫌だし、出身者がそういったこと(=覚せい剤取締法違反)をしたこと自体、情けなくて涙も出ない。まったく、もう!」。そう言って頭を抱えた。

 母校が覚せい剤取締法違反事件の逮捕者出身校として注目されてしまう。複雑な思いを打ち消したい一心で、思わず言葉がついて出た。「弘前実業の名前が出るなら、自分が芸能人と結婚するとか、いいニュースの方がよかった!」。語気を強めたが、すぐわれにかえり、「ああ、それはない。はぁ…」とため息をついた。

 個人的にも残念な気持ちが強い。実は、振分親方はチャゲアスのヒット曲をおはことしていた。カラオケに行って盛り上がると、「YAH

 YAH

 YAH」を歌唱。「SAY

 YES」もよく歌っていた。ASKA容疑者の覚せい剤取締法違反事件にも触れ、「チャゲアス、好きだったから。世代もチャゲアスだから、よくカラオケで歌ってた。こんなことになって、ショックっすよ…」とうなだれた。