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 ASKAのASKA容疑者(56)が覚せい剤取締法違反容疑(所持)で逮捕されたきっかけは、元アナウンサーの夫人(59)の捜査協力によるものだと、近い関係者が22日、証言した。その通りなら、夫の更生を願った妻の覚悟がうかがえる。

 ASKA容疑者の夫人が、夫の逮捕につながる重要な証言をした可能性が高まった。ASKA容疑者に近い関係者が「夫がどんどんおかしくなっていく姿に耐えられず、昨夏までに警察に夫の薬物使用を話したようです」と証言した。

 地方局のアナウンサーだった夫人は、ASKA容疑者と1987年(昭62)に結婚。ASKAの一目ぼれだったという。夫人はアナウンサーを引退し、ASKA容疑者との間に1男1女をもうけた。引退後は表に出ることなく、夫を支え続けた。だが、夫の変わりゆく様から、薬物使用を確信し、警察への相談を決めたとみられる。「警察に夫の薬物使用を話したのは、夫に更生してほしい一心だったようです。薬物使用をやめさせるには逮捕されるしかない、と覚悟を決めたのでしょう」(同関係者)。

 ASKA容疑者の都内の自宅は、外観から確認できるだけでも、1つの側面に5個の換気扇が並ぶ。警視庁では、覚せい剤などが発見された書斎にも換気扇があり、ASKA容疑者が、薬物を使用した際に出る特有のにおいを換気するために取り付けた可能性があるとみて調べを進めている。

 相棒のChageも少なくとも、チャゲアスの無期限活動休止を発表した09年以前から、ASKA容疑者の薬物使用に気づいていたとみられる。ChageがASKA容疑者に会うたびに「薬をやめろ」と忠告し、2人はケンカになっていたという近い関係者の証言もある。夫人が、ASKA容疑者と会社員栩内(とちない)香澄美容疑者(37)との関係に気付いていたかは不明。しかし、週末の未明に出掛けて朝方に帰宅することも含め、ChageにもASKA容疑者の状況を相談していたという。