不倫騒動で活動休止していたタレント矢口真里(31)が23日、日本テレビ系「情報ライブ

 ミヤネ屋」に生出演して、約1年5カ月ぶりに芸能活動を再開させた。中村昌也(28)との離婚は全て自分の責任と認めたが、不倫相手とされる梅田賢三さん(26)と中村が自宅で鉢合わせたトラブルについては言葉を濁した。休止中の心境を明かす一方、梅田さんとの交際については、ためらいもなく認めた。

 矢口は冒頭で「みなさん、ごぶさたしています。このたびは私ごとでお騒がせしてしまい、大変申し訳ありませんでした」とあいさつして一礼した。司会の宮根誠司アナウンサー(51)らの質問に答えながら騒動について語った。

 発端とされる「鉢合わせ」について聞かれると「騒動は全て私が悪い。あるきっかけがあってそれで離婚になりました」と離婚の責任は自分にあると認めたが「詳しいことを言うのは(離婚する際に)お互いプライベートのことを口外しないと約束していたので」として、鉢合わせした時の様子や、梅田さんと当時不倫関係にあったかなどについて明言は避けた。

 活動休止期間の様子や心境については冗舌だった。「考える時間がありすぎて精神的にかなりまいった」と言い、腹痛に悩み病院にも行ったという。半年間は「人前に出ること自体が怖くて」と外出はほとんどしなかった。週刊誌に掲載されたぽっちゃりした姿の写真を見て「やばいと思い、部屋でフラフープしたりベランダで縄跳びをした。暴飲暴食ではなく運動不足です」。取材攻勢を避けるため3度も転居した。「ホテルに逃げて2、3カ月待機したことも」。臆測報道もあったと言い、「いろいろなものが自分について、(自分が)未確認飛行物体のようになった」。

 「何かしゃべるとそれが表に出てしまうのではと」と憂慮してモーニング娘。時代のメンバーや芸能界の友人との連絡も断った。この日「被害妄想でした」と振り返ったが、当時は「人間不信になったのは確か。全員怖く、誰とも会わないほうがいいと思った」。

 1億円とも5億円ともいわれる貯金を切り崩して生活していると一部で報じられたが「1億円なんて持ってません」と否定した。

 引退も考えた。「芸能界は無理かなと。アルバイトじゃないんですけど、働かなきゃと思って、自分で何ができるか考えた」。

 半年を過ぎたころから気持ちが落ち着き始め、芸能界の友人と連絡を取り始めた。ロンドンブーツ1号2号の田村淳(40)は「一番の支えでした」。自宅に招かれ、淳の妻と陶芸教室に通うようにもなった。「土を触ると浄化される」。プロデューサーのつんく♂(45)に会いに行くと「ちゃんと怒られた。それがすごくありがたかった」。

 今後については「何も考えていない。全く何も決まってない」と強調した。さらに「簡単に戻れる世界と思っていない。需要がなかったら、やめるつもり」と悲観的な言葉も出た。「今出なかったら逃げている人生になる。大人として自分の口で伝えなければ」と決心した生出演だが、これで吹っ切れたとは言い切れない表情だった。

 ◆矢口真里(やぐち・まり)1983年(昭58)1月20日、神奈川県生まれ。88年5月、保田圭、市井紗耶香とともに、モーニング娘。に2期生として加入。グループ内ユニット「タンポポ」や「ミニモニ。」にも所属した。05年1月、モー娘第3代リーダーに就任。同年4月、一部週刊誌に小栗旬との熱愛を報じられ、グループを脱退。11年5月に中村昌也と結婚。144・8センチ。A型。<矢口の不倫騒動経過>

 ▼13年5月16日

 中村昌也と別居していると女性週刊誌が報道。

 ▼同20日

 別居原因が矢口の不倫だったと女性週刊誌が報道。同2月、梅田さんと自宅寝室で過ごしているところに帰宅した中村と鉢合わせしたという。

 ▼同21日

 CBCレギュラー番組で「世間をにぎわせているようで、本当に申し訳ないですが、大丈夫です」と釈明。

 ▼同30日

 所属事務所を通じて離婚を発表。

 ▼6月4日

 所属事務所が「ヒルナンデス!」「ゴゴスマ~GO

 GO!

 Smile!~」「女子力cafe

 ~やぐちんげーる~」のレギュラー3番組の降板を発表。

 ▼9月4日

 NHK・Eテレ「福島をずっと見ているTV」降板も決定。

 ▼同20日

 この日発売の写真週刊誌の直撃取材に「体調はもう大丈夫」。

 ▼10月1日

 TBS系「ジョブチューン

 アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」の降板も決定。

 ▼同13日

 無期限の休業を発表。