韓国5人組アーティストBIGBANGのメンバー、D-LITE(25)が28日、東京・築地の日刊スポーツ新聞社に来社し、今日29日にリリースするソロミニアルバム「でぃらいと」のPRをした。応接室で塩田浩一編集局長と対面。収録曲で韓国演歌(トロット)の「ナルバキスン」のダンスを、「ぜひ、2014年の日本の忘年会ソングに」とアピールした。

 BIGBANGはクールなかっこよさで女性人気を獲得しているが、D-LITEのソロ活動は、歌唱力でファンを魅了。韓国ソロ歌手として初めて2年連続10万人以上動員の全国ツアーを成功させた。だが、今作は、このイメージを一新させるコミカルな“宴会ソング”だ。「忘年会で踊るときは、大きな目を表すように指で丸を作って『キスン(女性の名前)、僕を見て』=ナルバキスンと歌ってください」。コツを伝授され、塩田局長は、美女ダンサー2人に挟まれて、上機嫌にフリを覚えた。その姿を見て、「去年のAKB48さんの『恋するフォーチュンクッキー』みたいに、みんなで踊ってください」とさらにアピールした。

 アルバムには、和田アキ子の「古い日記」、山本リンダの「どうにもとまらない」とカラオケで盛り上がる昭和の楽曲もカバーして収録している。「アッコさんと飲ませていただきたい」と、無謀にも芸能界きっての酒豪に忘年会のラブコールまで送った。

 11月15日からは、約2カ月間で約74万人を動員する、BIGBANGの国内5大ドームツアーが始まる。「『ナルバキスン』のコミカルな曲調はBIGBANGには合わないから」と、歌うことに恐縮しているが、ヒットしてファンのリクエストが高まれば、披露する可能性も出てきそうだ。【瀬津真也】

 ◆D-LITE

 1989年4月26日、韓国生まれ。本名と韓国での芸名は、カン・デソン。日本での芸名は、愉快、愛嬌(あいきょう)のdelightと、明るい(day-light)から命名。BIGBANGのボーカル担当。韓国では06年に、日本では13年2月にソロデビュー。日本ではアルバム2作、シングル1作をリリースした。韓国ではバラエティーの司会としても人気。血液型O。