「ミュージカル

 ルパン三世」の制作発表に原作者のモンキー・パンチ氏も出席し、先行披露したパフォーマンスも鑑賞した。

 モンキー・パンチ氏

 アニメーションになり、映画になり、今度は宝塚で。全く想像つかなくて、驚きしかなかった。でも実際に拝見してみますとゴージャス。これが大劇場になったらどうなるのか、ワクワクして楽しみで仕方ない。実際に劇場で、観客として楽しみたい。

 早霧のパフォーマンスにうなった。

 モンキー・パンチ氏

 早霧さんの動きは、すごく新鮮。ルパンにぴったり。新しいルパンを見ているような感じ。動きもスマートでおしゃれ。ルパン三世を作って本当によかったと思います。僕も今度連載を始めるとすると、今日の早霧さんのようなルパンを出してもいいなと思いました。

 原作者に新作ルパンを想起させるほど、早霧のキャラクターがはまった。フランス革命の時代にタイムスリップして、ルパンがマリー・アントワネットの首飾りを盗む設定にも異議はない。

 脚本・演出の小柳奈穂子氏

 映画パンフレットに書かれていた「ルパンは、痛快さがなきゃ」を意識し、キャラクターだけを守ろうと脚本を書きました。

 宝塚とルパンをマリー・アントワネットで接着させた。

 モンキー・パンチ氏

 お客さんが楽しんでくれればそれでいい。宝塚は(出演者も客席も)女性ばかりというイメージがあり、行ったことがなかったんですが、これを機会に新しい世界に飛び込んでみようと(笑い)。

 小柳氏によると、制作発表から2カ月が過ぎ、モンキー・パンチ氏から「女性ばかりで恥ずかしいから、女房と見に行く」と返事をもらったという。【村上久美子】

 ◆ミュージカル「ルパン三世

 -王妃の首飾りを追え!-」(原作=モンキー・パンチ、脚本・演出=小柳奈穂子)

 ▼兵庫・宝塚大劇場=来年1月1日~2月2日

 ▼東京宝塚劇場=2月20日~3月22日