嵐の相葉雅紀(28)が台湾、香港で大フィーバーを巻き起こした。メーンナビゲーターを務める映画「日本列島

 いきものたちの物語」(出田恵三監督、来年2月4日公開)の世界初公開となるワールドプレミアがこのほど、台湾、香港で行われ、相葉はいずれも参加。先に訪れた台北の空港には約1000人、次の訪問地、香港の空港には約2000人のファンが集まった。

 台湾では、相葉の行く先々に数百人ものファンが押し寄せた。チャーターしたタクシーで列をつくって相葉を追っかけるなど、日本のジャニーズファンの間では“やらかし”とされるマナー違反者が一部で見られたが、台湾ではボディーガードを5人、香港では10人を配置。相葉の安全を守り切った。

 嵐は06年に台湾で公演し、テレビ局も日本での出演番組、ドラマを放送しており、その人気は絶大。相葉は「相葉ちゃん」と日本と同じ愛称で呼ばれている。相葉は「寒い中でみんな待っててくれた。本当にうれしいし、ありがたい」と熱烈歓迎に感謝した。

 このフィーバーの最中、相葉は積極的に子供と触れ合っていた。プレミアに台北市在住の小・中・高校生250人を招待。また、同市内の小学校を訪問した。映画のPRはもちろん、台湾で行われている東日本大震災被災地への募金活動に対する感謝の気持ちも伝えたい。世界に向け、日本の元気を伝える観光立国ナビゲーターも務める嵐メンバーとしての意向もあった。「明るくウエルカムな感じだったので、テンションが上がっていろいろしゃべりました」。同映画を配給する東宝は台湾、香港での上映に向けて交渉中で、相葉は「上映が決まれば、ぜひまた足を運びたいです」と話している。【近藤由美子】

 ◆日本列島

 いきものたちの物語

 北海道・稚内から沖縄・西表島まで全国30カ所に生息する動物を密着撮影。家族愛をテーマに構成した自然ドキュメンタリー映画。相葉は日本テレビ系「天才!

 志村どうぶつ園」に飼育係としてレギュラー出演。幼いころから犬、カメ、サル、クジャク、オウム、リスなど多種多様の動物を飼ってきた経験を持つことなどから、メーンナビゲーターに抜てきされた。本作ではヒグマなどのパートを担当。