築地市場の豊洲移転に反対する「守ろう! 築地市場パレード実行委員会」らが20日、都庁で小池百合子知事宛ての要請書を提出した。会見で、日本環境学会顧問の畑明朗氏は、専門家会議の平田健正座長が「水道水レベル。飲んでも大丈夫」と説明した豊洲地下のたまり水は強アルカリ性で「飲んだら口の中はやけどする。笑い話みたいなことを言う」と批判した。

 また都がAP(工事基準面)1・8メートルの水位で地下水をコントロールすると説明しながら、実際は3~5メートルに達する地下水管理システムについて「豊洲の土壌は粘土質で井戸ストレーナー(水吸い込み口)が目詰まりするのは予想されたこと。地下水位は下がらない」と断言。専門家会議は07年の第1回同様、一般傍聴者の参加と質疑応答を認める必要があるとし「独立的な第三者委員会を作るべき。都の御用ちょうちん学者じゃ無理」と切り捨てた。