ニャンとか、殺処分ゼロをー。

 東京都の小池百合子知事は18日、東京・千代田区役所で開かれた「ちよだ猫まつり」に参加し、東京五輪・パラリンピックの前年、19年までに「ペット殺処分ゼロ」を目指す考えを示した。

 同区は、6年連続で猫の殺処分ゼロを続けている。先日の区長選で勝利した石川正己区長とともに視察した小池氏は、雄のニケ(2歳)、雌のさくら(4歳)という2匹の保護猫ともふれ合い、「ニャー」と甘える猫たちをなでながら、あやした。

 愛犬家の小池氏は、都知事選でもペット殺処分ゼロを公約に掲げており、重視する政策の1つでもある。現在、東京都全体の殺処分数は、犬猫合わせて203匹(犬10匹、猫193匹)。視察後の取材に、小池氏は「(殺処分数は)下落傾向にはあるが、この数字をゼロに持っていくには、飼っている方が責任持って育てることや、飼いきれなくなった場合の譲渡のシステムをつくることが大事」と指摘した。