神奈川県横須賀市長選(6月25日投開票)へ、タレント上地雄輔(37)の父、上地克明・横須賀市議(63=無所属、4期目)を擁立する動きが、自民など複数会派で出ていることが25日、分かった。3選を目指す吉田雄人市長が、自身の名刺に観光ツアーなどの割引を受けられると記し、公職選挙法違反の可能性を指摘されていたことが発覚。2回連続でトップ当選し、知名度も高い上地氏の支持が、今後広がる可能性もある。

 前回市長選で、二人三脚で戦った候補が吉田氏に敗れ、リベンジを目指す自民党の小泉進次郎農林部会長は25日、取材に「いろいろな動きがあるのは耳にしている。これからですね」とした上で、上地氏について「選挙は感動だと思うが、ハートがある方だ。キャリアをみても、いろんな立場に身を置いてきた方」と評価。「今、政治は政党より個人。小池都知事を見てもそう。この人なら、こんな横須賀にしてくれるという選挙になれば」と話した。