片山さつき地方創生担当相は18日、内閣府で報道各社のグループインタビューに応じた際、週刊文春が報じた国税庁に対する口利き疑惑を否定した。約4分間のやりとりは次の通り。

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-「週刊文春」で、口利き疑惑の報道がある。事実関係と今後の対応についてお聞かせください

片山氏 はい。本日発売の当該週刊誌の記事は、私がまるであたかも、100万円を要求して国税の税務調査に介入したかのように誤解されかねない内容だ。特定企業に口利きをしたことも、100万円を受け取ったこともまったくない。非常に事実誤認、不正確な内容が掲載されていることが大変残念に思います。

昨日、(週刊誌の)早刷りを入手次第、各方面と相談し、この記事では、私の政治家としての社会的評価が著しくおとしめられているので、現在、当該週刊誌を可及的速やかに名誉毀損(きそん)で訴えさせていただく準備をしている。以上でございます。

-記事の中で、15年9月にX氏が事務所に来た際、大臣が「じゃあやっておきます」「任せてもらえればたいした問題ではない」「うまくいったら100万円は、けして高いものではない」というように発言したかのように書かれているが

片山氏 今申したとおりだ。私が100万円を受け取り、介入したことはありません。ただ、個別の文章の細かいところは、もう訴訟準備に入っているので、弁護士から細かいとことは(話すのを)止められている。そこはご理解いただきたい。

-記事に出ている元私設秘書の男性が、100万円を受け取っていたということもないのか。この男性は元私設秘書で間違いないか

片山氏 その部分については、私の事務所からの回答が当該記事に載っている。当該の方の位置づけと。それ以上お答えすることはありません。

-記事に書いてあることが事実ということか

片山氏 そうではなく、私の事務所に聞いて答えがあったと(記事の)文中にある。私が、事務所として回答したという位置づけですね

-その部分だけは事実なのか

片山氏 私が答えた部分については、箇所数はたくさんは出ていないが、回答どおりのことが載っていたが、残念ながら、たくさん質問に丁寧に答えたが、全部は載っていなかった

-男性に話を聞くと、2016年5月まで私設秘書だったということだが

片山氏 お答えした通りです。