バレンタイン商戦に向け、イトーヨーカ堂が17日、VR(バーチャルリアリティー)とAI(人工知能)でチョコレートショッピンクを楽しむバーチャル店舗「バレンタインパラダイスVR」のマスコミ向け体験会を都内で行った。

セブン&アイグループのネットショッピングサイト「オムニ7」内に開設中。海外の有名ショコラトリーのほか、オリジナル商品、キャラクターとコラボした限定品など、約400のバレンタイン商品を展開している。

今年は、VR店舗の案内役として、AIチャットキャラクターが登場。目的に応じておすすめ商品を選んでくれる。質問をもらうたびに学習し、「恋人は?」「募集中です。チョコレートもらえるといいな」などの会話がお披露目された。

イトーヨーカ堂営業本部の柴山和広氏によると、配偶者や恋人へのプレゼントや、義理チョコなどのバレンタイン需要は年々縮小しており、唯一伸びているのが「自分用」。チョコレートのスイーツイベントに変化しており、「大きな転換期を迎えている」という。実店舗でも華やかに売り場を設け、“チョコレートの美術館”をテーマに品ぞろえ。女性、主婦の自家需要を強化し「楽しさ、わくわく感を感じていただきたい」としている。