マーリンズのイチロー外野手(41)が、タイ・カッブを超えた。

 「2番右翼」で出場。1回表1死で迎えた第1打席、カージナルスの先発右腕ラッキーに対し、カウント1-0から時速146キロの速球を右前へ運んだ。

 これで日米通算4192安打(メジャー2914本、日本1278本)となり、「球聖」と呼ばれた大打者が持つメジャー歴代2位の記録を抜き去った。

 その直後、敵地ファンから大きな拍手を受けたイチローは、ヘルメットを脱いで返礼。「セントルイスのファンがあんなことをしてくれるなんて、まったく期待していなかった。うれしい戸惑い、ということでしょうね」。

 第2打席は、一塁強襲安打。その後の打席は、左邪飛、左飛に倒れ、4打数2安打。 打率は、2割5分6厘。

 試合は、マーリンズが連敗した。