今日15日に始まるCSファイナルステージ巨人戦(東京ドーム)に向けて阪神ナインが14日、東京入り。

 今日15日のファイナルステージ初戦先発が濃厚な藤浪晋太郎投手(20)が、チームの流れに乗る。甲子園で行われた全体練習では、アップ終了後、前日13日と同じく岩田とほぼ同じ行動を取った。さらに「ノーコメントでお願いします」と、2日連続で取材に応じず。先発隠しに必死のチームだが、2年目の右腕が今日のマウンドに立つことは確実な状況だ。

 巨人に1勝のアドバンテージがあるだけに、初戦にかかる期待は大きい。中西投手コーチは「球場、相手との相性、将来性、今の調子、シーズンの成績。すべて加味して判断した」と説明。昨年はファーストステージ初戦で登板した藤浪は、すべての項目を満たしている。さらに今日の登板後は中4日で20日第6戦に向かうことも可能。カギは藤浪が握る。

 ▼阪神はCSファイナルステージで、ポストシーズン(PS)での連続イニング無失点の記録に挑む。広島とのファーストステージで2試合連続、通算21イニング連続無失点。PSでの連続イニング無失点の最長は、51年日本シリーズで巨人が南海戦で記録した「24」で、第1戦藤本9回完封、第2戦別所9回完封、第3戦松田6回まで無失点。今日15日に初回から4イニングを無失点に抑えれば新記録となる。先発が予想される藤浪の投球に注目だ。