沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」で23日、映画「火花」(11月23日公開)の監督を務める板尾創路(53)が完成報告会見を開いた。

 芥川賞を受賞したピース又吉直樹の小説が原作。「自分の生きているお笑いの世界のことなので、リアリティーを求めすぎないように気を使いました。又吉の思いや、漫才師として生きてきたこと、考えていることを伝えたい」と話した。

 主演の菅田将暉(24)と桐谷健太(37)については「本当に望んだ通りのキャスト。2人とも大阪出身なので、芝居で笑わせてやろうという気があった。本番でリハーサルとは違う物を出してくることがあった」と振り返った。