石原さとみ(37)が9日、都内で主演映画「ミッシング」(吉田恵輔監督、17日公開)公開直前「母の日」特別試写会に出席し、仕事と育児の両立について明かした。

同作は娘が失踪した家族の心を描いた衝撃作品。石原は娘を探し続ける母親の沙織里を演じた。この日のイベントは石原自身も出産後初の主演映画となった事にちなみ、今月12日「母の日」にあわせて、観客は女性限定で実施した。

7年前に吉田監督に直談判した石原は、出産前後で脚本を読み「子が生まれてから、初めて脚本を読んだ時の衝撃はすごく覚悟がいるほどでした」。さらに「セリフではない部分も撮影しているんですが、子どもがいなかったら想像できない感情がたくさんある。苦しみもつらさも分かる。実体験が生きている役だと思いました」と振り返った。

育児と仕事の両立は「本当に大変」とし、「この作品は3週間で撮影をして、役に没頭したので、家族とシッターさんの助けを借りて乗り越えました」。

現在テレビ朝日系「Destiny」(火曜午後9児)にも出演中の石原は「連ドラは撮影が長いので大変」と苦笑い。「子どもの病気、一番大変なシーン、スケジュールが重なると大変。この1年は病気もあって本当に大変でした」と話し、育児の工夫を「寝かし付けた後に撮影に行くことを悟られないように、いつも通りを演じています」。

自分の時間があれば「友達と会いたい」と笑顔。「半年前に友達ができたんです。自分の好きな教育法だったり、いろんな事を話せて明るくなれるんです。すごく幸せです」と目を輝かせた。