【上海(中国)22日=菅家大輔】日本代表MF香川真司(23)が所属するマンチェスターUと上海申花のプレシーズンマッチ(25日、上海スタジアム)が、「全世界中継」される。大会関係者が「テレビで欧州、アジア、中東、北中米、南米からアフリカほぼ全域もカバーするくらいの規模になりそうです」と話した。

 この日までに地上波や衛星テレビ局を含め、中東や北アフリカに強いアルジャジーラ、アフリカ全域をカバーするスーパースポーツ、北米のFOX、中南米のFOXデポルテスに加え、中国や日本でも中継が決定。香川にとってもマンチェスターUの一員として世界に存在をアピールできる。

 欧州CLや親善試合でも名門同士の対戦ならこの規模の中継も当然だ。だが、今回の相手はコートジボワール代表FWドログバ、元フランス代表FWアネルカがいるとはいえ、中国スーパーリーグの下位に低迷する上海申花。格下との対戦だけに異例と言える。

 上海申花は、今月中旬に加入したドログバがマンチェスターU戦で本格的に先発デビューする見通し。昨季はチェルシーの一員として欧州CL制覇を成し遂げたドログバと、マンチェスターUのリーグ開幕スタメンを狙う香川の激突にも注目が集まる。