明徳義塾、報告遅れと認識不足で悲劇に
まさに異例の事態だ。甲子園の常連校である明徳義塾が開幕2日前に出場を辞退。「生徒を思ってやったことが、嫌な結果に」「情状酌量の余地はあると…」。馬淵監督はしきりに釈明した。隠ぺいする意思はなかったと信じたいが、指導者の認識の甘さが悲劇を呼び込んでしまった。
日本高野連ではかつてのような連帯責任を求める姿勢は取ってはいない。不祥事の質の問題はあるが、高野連に報告し、その加害部員を登録メンバーから外すことで、各地方大会への参加は可能になっている。現に暴力行為があった日本航空は山梨大会開幕前に山梨県高野連に事態を報告していたため、出場を認められた経緯がある。
今回の不祥事は決して悪質なものではない。日本高野連が問うているのは不祥事自体ではなく、あくまでも報告が遅れたことについてだ。それだけに適切に対応していれば、警告処分ですんだかもしれない。馬淵監督は「(不祥事があった)時点で対処しておけば、こういう問題にはならなかったかも」と悔やんだ。
[2005/8/4/19:00]
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