横浜クルーン早い!!初練習即ブルペン
日本最速男、横浜マーク・クルーン投手(32)が29日、横須賀球場での来日後の初練習でいきなりブルペンで投球練習した。球場入り後、わずか20分でブルペンへ。「20%の力」と話すが、捕手を座らせ“脱2段モーション”を意識した試作フォームを披露した。スピード男らしく、スピード調整で2年目のスタートを切った。
キャッチャーミットから響き渡る捕球音が、周囲の視線をくぎ付けにした。エース三浦も突然のクルーンの動きに驚きの表情だ。「あいつは体のつくりがそもそも違う」。球場入り後わずか20分。アップ、キャッチボール、遠投を15分で切り上げると、クルーンは迷わずブルペンに向かった。
本人は「20%の力」と話すが、息を切らせ、捕手を見据える表情は本気モード。捕手を座らせ角度ある直球を28球投げ込んだ。来日後の初投げにもかかわらず、球団関係者の推測では「少なく見積もっても130キロ後半は出ていた」。
昨年10月の米帰国後も故郷アリゾナでトレーニングを続けてきた。突然のブルペン入りは、26日の来日以降、練習ができなかったことも要因の1つだが「早く日本の土、日本の気候に慣れたかった」というシーズンを見据えた純粋な思いが何よりの理由だった。
“脱2段モーション”の準備も怠っていなかった。ブルペンでは、左足を高く上げて、右の軸足にパワーをため込む新型フォームも披露した。「今の形は完成品ではないが、沖縄で監督、コーチと話し合いながら最終的な形を詰めていきたい」と意欲的に語った。
チームメートとの3カ月ぶりの再会も気持ちを高ぶらせた。「状態もいいし、ここに帰ってこられて幸せ。シーズンが楽しみだよ」。161キロの日本最速右腕が屈託のない笑みを浮かべる。チームを愛し、チームの最後のマウンドを守る男の顔がくっきりと浮かび上がった。【山内崇章】
[2006/1/30/08:32 紙面から]
写真=2段モーションを改めるべく、左足を大きく上げるクルーン
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