PRIDEが5年に1度のW杯開催
総合格闘技界にW杯が誕生する。PRIDEが5年に1度のプレミアム大会を開催することが6日、明らかになった。DSEの榊原信行社長(42)が明言した。今年5月5日に大阪ドームで開幕する無差別級GPが第1回大会になる。ミドル級とヘビー級のGPを隔年で2度ずつ開催。その実績で出場選手を16人に厳選、5年に1度の夢舞台で真の格闘技世界一を決める。
吉田対ヒョードル、桜庭対五味…。階級の壁を越えた夢の対決の舞台が整った。榊原社長が明かした。「本当に強い男は誰なのか。ファンが求める戦いを5年に1度開催したい」。4年ごとに開催されるサッカーや五輪に対抗して、世界中が注目する総合格闘技の祭典に発展させる。
PRIDEは01年にヘビー級とミドル級に階級を分けた。以来、競技としてファンに定着した。昨年はウエルター、ライト級も新設され計4階級に増えた。しかし、一方で階級を隔てたスター選手同士の対決が激減。その分だけ格闘技の魅力も減った。試合内容もマンネリ気味だった。
出場選手の質を保つために「5年に1度」に決めた。一般的に格闘技は重量級が有利。毎年開催ではヘビー級以外の選手から敬遠される。さらに「来年がある」と安易に辞退者が出る可能性もある。今は選手層も厚いとはいえない。逆に5年に1度の祭典であれば、選手の集中力や意気込みも違ってくる。
計画ではヘビー級とミドル級GPを隔年で2度ずつ開催。そこでの実績を重視して出場16選手を厳選する。5月の無差別級GPが第1回W杯になる。実績のあるヒョードル、クロコップ、ノゲイラ兄、シウバ、さらに吉田や桜庭らが有力候補。西島洋介や高阪剛らは、2月26日のPRIDE31が、出場権を懸けた査定試合になりそう。
格闘技W杯を成功させるため、すでに海外での選手発掘システムも具体化している。今年10月末から11月にかけて米国ネバダ州で海外初興行を予定している。また海外のプロモーターに委託する形で、8月以降毎月1度のペースで韓国やブラジルなど3、4カ国で興行を開催予定している。
5年に1度となれば、選手人生でチャンスは1度か2度。同社長は「名誉をかけた戦いになる」と期待する。2000万円だったGP優勝賞金が一気にはね上がる可能性も大。世界の強豪が、こぞって名乗りを上げる条件も整った。【高田文太】
[2006/2/7/08:37 紙面から]
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