曙K1返り咲き!追放一転HERO’Sへ
曙(36)のHERO’S初参戦が20日、決まった。この日、K−1の谷川貞治イベントプロデューサー(EP)が5月3日のHERO’S(代々木第1体育館)にオファーを出す方針を明かした。19日の新日本の両国大会でIWGPヘビー級王者ブロック・レスナー(米国)をあと1歩まで追い詰めた戦いを高く評価した。格闘技で結果を出せずK−1も一時は見放していたが、プロレスでの著しい成長を確認、格闘技でも再び主役に抜てきされた。
曙のプロレスでの活躍が、K−1を動かした。IWGP王者レスナーには敗れたものの、ファンの心を揺さぶる戦いを見せた。谷川EPは「プロレスでは頑張っていますからね。そのパワーと勢いを総合格闘技でも出して欲しい」と5月のHERO’S参戦を強く求めた。
K−1からは「追放」状態だった。03年大みそかのサップ戦から連戦連敗。昨年3月の角田戦で初白星も、その後は再び黒星街道を歩んだ。同大みそかのボビー戦の敗北で、K−1サイドも、曙の再生をあきらめかけた。昨年から実力主義の原点回帰を打ち出していることもあり、谷川EPも「50キロ減量しない限りは無理」と、今後の参戦を無期延期していた。
もっとも曙本人は、1度も格闘技をあきらめたことはなかった。プロレスの練習と並行して、総合格闘技道場の和術慧舟会に、ほぼ毎日通った。谷川EPの減量指令にも応えようと、都内の病院で精密検査を受け、減量法を探った。実際体重は209キロと、5キロ以上の絞り込みに成功。大好きなプロレスで結果を残し、格闘技再挑戦の切符を得た。
今後は1勝7敗と苦戦中のK−1ルールではなく、体重をいかせる総合ルールで活路を見いだしていくことになる。総合ルールも過去2戦2敗と、いばらの道が待ち受ける。谷川EPからも「一から出直すつもりでやって欲しい」と厳しいエールを送られた。格闘技でもプロレスと同じ輝きを見せることができるか。曙の格闘技再挑戦が始まる。
[2006/3/21/12:24 紙面から]
写真=19日、レスナー(左)にボノバンバーを決める曙
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