USENがフジのライブドア株買い取り
ライブドア支援に名乗りを上げていた宇野康秀社長(42)率いる有線放送大手USENが、ライブドアとインターネット事業における業務提携を結ぶとともに、フジテレビが保有するライブドア株を買い取ることで基本合意に達したことが15日、分かった。USENとライブドアはきょう16日夕にも正式に発表する予定だ。
USENは現在、昨春始めた無料動画「GyaO(ギャオ)」やブロードバンド事業に全力を注いでいる。多数のアクセスがあるライブドアのポータルサイトや金融事業を傘下にした場合、これらの事業を一気にパワーアップできる。今後宇野氏が、楽天・三木谷浩史社長(41)サイバーエージェント・藤田晋社長(32)らと連合軍≠結成し、「IT界の巨人」孫正義社長(48)率いる最強勢力ソフトバンク&ヤフー連合に戦いを挑む構図に発展していく可能性も出てきた。
「若手IT社長の兄貴分」といわれる宇野氏と、三木谷氏や藤田氏らの関係は密接。宇野氏は同年代の三木谷氏とは親しく、楽天の社外取締役をしている。藤田氏はかつて宇野氏の部下で、宇野氏も三木谷氏もサイバーエージェントの社外取締役を務めている。
関係者によると、USENが支援情報を聞いた堀江被告は「うまくいくといいですね」と強がったという。ライブドアが、ライバルだった楽天に近いUSEN傘下になる可能性があるという皮肉な事態に、複雑な心境とみられる。
[2006/3/16/08:35 紙面から]
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