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(2004年8月5日付紙面から)
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攻撃的な時間帯を確実にモノ「ジーコイズム」浸透の4ゴール
<アジア杯:日本4−3バーレーン>◇8月3日◇中国、山東省スポーツセンタースタジアム
アジア杯準決勝バーレーン戦で10人で4ゴールを奪った日本代表の強さは、「ここぞ」で見せる集中力だった。サッカー解析システム「opta(オプタ)」のボール支配率データ(保持時間)によれば、時間帯を5分ずつ区切ったとき、1人少なくなった後半以降、日本が優勢だった時間帯は7回。そのうちの4回で得点をマークしている。優位に立ったら絶対に決める強さが見えた試合だった。
10人で一進一退
ボール支配率と結果は一致しないのが常だが、バーレーン戦については、極めて整合性がとれている。前半は9つの時間帯のうち、押し込まれたのは1回だけだった。だが、そのわずか1回の時間帯で失点してしまっている。
遠藤が退場して1人少なくなってからは、攻勢から一転、一進一退になる。後半から延長にかけての時間帯のうち、支配率が50%以上だったのは7回で、50%未満だったのは8回。一方的に攻められてもおかしくない状況で、一進一退にまで持っていくのは、日本のレベルの高さ。何より、その7回のうち4回で得点しているのは称賛に値する。
後半ロスタイムのDF中沢の同点弾が奇跡といわれるが、本当に奇跡といえるのは、1人少ない状況にもかかわらず4ゴールを奪ったことだ。攻勢な時間帯を確実にモノにしたからこそ生まれた。ジーコ監督が鹿島時代にイレブンに言い続けたことは、「取れるタイトルは全部取れ。勝てる試合は全部勝て。決められるゴールは全部決めろ」だった。このジーコイズムが日本代表にも浸透しているからこそ生まれた、奇跡だったといえる。【小西弘樹】
◇opta(オプタ) Jリーグやプレミアリーグの公認するプレー分析データ。ただし、今回使用したデータ(シュート数等)は公式記録とは一致しない。出場時間はロスタイムを含めた正味の時間を採用している。
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