<カタール国際:日本2−0ノルウェー>◇23日◇ドーハ◇準決勝
【ドーハ(カタール)23日=たえ見朱実】U−20(20歳以下)日本代表が、延長の末に2−0でU−21ノルウェー代表を下し、初優勝に王手をかけた。MF本田圭佑(18=星稜高)が、15分ハーフの延長後半6分、相手DFの壁6枚を越える直接FKを決めるなど全2ゴールを挙げる活躍。6月のワールドユース選手権(オランダ)を控える大熊ジャパンに、待望のキッカーが誕生した。26日(日本時間27日)の決勝で、韓国と対戦する。
ユース年代最高の精度を誇る左足が、窮地に立つ日本を救った。延長後半6分、MF本田が自らのドリブル突破で相手のファウルを誘い、手にした直接FK。「自信があった。決めないといけない場面だったし、大事なところでの追加点がほしかった」。約23メートルの距離から、DFの壁6枚の頭上をかすめる高速キックでゴール右隅へ突き刺した。
U−20代表での本田は今大会に招集されるまで、04年8月のSBS杯トルコ戦で途中出場しただけ。高校選手権で星稜高をベスト4に導いた活躍が、再び大熊監督の目に留まった。攻撃的MFの位置に入ったこの日は延長前半4分に中盤から前線へ駆け上がり、こぼれ球を左足で蹴り込み先制点を奪った。17日アルジェリア戦に続く直接FKも成功。守っては、ひと世代上で体格的に勝るノルウェー攻撃陣を豊富な運動量と当たり負けしない強じんさで封じ込めた。
日本は9月アジアユース(マレーシア)でボランチとキッカー不足に苦しんだ。6月ワールドユースに備えて、今大会で戦力の底上げが必要だっただけに、大熊監督は「FKで確実に点を取れる選手が出てきたことが、このチームにとって収穫になる」と手応えを口にした。
26日の決勝は、ライバル韓国と対戦する。03年はアテネ五輪代表候補で臨み準優勝、昨年は大学選抜で4強。日本勢としてこの大会初のタイトルがかかる。「もっと2列目から飛び出していきたい」と意気込む本田。新たなキーマンが、優勝とともに成長の軌跡をしるす。
[2005/1/25/08:39 紙面から]
写真=FKでゴールを決める本田(撮影・たえ見朱実)
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