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<東アジア選手権:北朝鮮1−0日本>◇7月31日◇韓国・大田
敗戦の中、代表デビューしたFW田中達也(22)の初シュートが、ジーコジャパンに一筋の光をもたらした。後半41分、フェイントでDF2人をかわし左サイドを突破し、鋭く切り込むと思い切りシュートを放った。北朝鮮GKが何とか手ではじいたが、こぼれ球を詰めていた大黒がシュート。またもやGKにセーブされて得点には結びつかなかったたものの、後半唯一の決定的なチャンスだった。
後半22分に玉田と代わった時から、躍動する両足は止まらなかった。徹底的に引いて守る、北朝鮮DFの裏を狙いながら、献身的に走りスペースもつくった。「いつでも行ける準備はしていた。TVでも見ていた(代表戦の)グラウンドに立ててうれしいけど、負けたので悔しい」。それでもジーコ監督は「速さとか動きの変化とか、特徴は出ていた。今日のシュートは、田中くらいしか枠に行っていなかった」と、最大級の賛辞を贈った。
同じく32分に代表デビューを果たしたFW巻誠一郎(24)も、184センチの高さを生かしたヘッドで北朝鮮ゴールに迫ったが不発に泣いた。「ペナルティーエリア内に7、8人いた状況で競り合うのは難しい。(デビューの)プレッシャーはあった。チャンスを与えてもらえたのに期待に応えられなかった」と唇をかんだ。
1点は奪えなかった。それでもジーコ監督は、初招集組に新たな可能性を見いだした。「選手のコンディションを確認し、時間もゆっくりあるんで、それを使いながら決めたい」と、3日の中国戦での、初招集組起用に含みを残した。この日デビューした2人以外にもMF今野、村井、DF駒野の3人が控える。「使ってもらった時は仕事ができるようにしたい」という田中達の思いは、歓喜に沸く北朝鮮イレブンの脇で、黙々とダウンを繰り返す3人の背中からもにじみ出ていた。【村上幸将】
[2005/8/1/07:27 紙面から]
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