J2仙台の新加入MF松浦宏治(24)が、ブラジル人トライアングルの一角を切り崩す。チームは1日、福島・Jヴィレッジでキャンプ3日目に突入。この中で、松浦は攻撃陣6人によるシュート練習に臨み、日本人選手最多の10ゴールを挙げ、精度の高さをアピール。FWシュウェンク(25)バロン(31)MFシルビーニョ(28)と互角に渡り合い、開幕スタメン入りをアピールした。
仙台の最終兵器がいきなりベールを脱いだ。両サイドから繰り出されたアーリークロスをワンタッチでフィニッシュするなど放ったシュートは1人約40本。松浦は、持ち味のスピードを生かし精度の高い右足シュートを連発した。終わってみればFWシュウェンクの9本を上回る10ゴール。練習後「ピッチがボコボコでうまくヒットしなかった。日本人最多? 点を決めてなんぼの世界なのでよかったです」と照れながら振り返った。
「いつどこでだれが見ているか分からないですね」。昨年、広島から戦力外通告を受けJ合同トライアウトに参加。その後、7チームからオファーを受け注目を浴びた。都並敏史監督(43)のラブコールに応え仙台入りを決意。「ドリブルで持ち込んだシュートを評価してもらった。パスを出す状況だったけどあえてトライした」と、どん欲さを前面に出した結果だった。
「正直言って腹が立った。使ってもらえなくなって不満だった」。広島時代は監督と折り合いが付かず、もんもんとした日々を送っていた。抜群のスピードを買われ2年連続開幕出場を果たしたが、5月には途中出場途中交代の屈辱を味わい「キレた」。それだけに新天地で再生する気持ちは強い。
「1度首になって精神的にも落ち着いた。今年やらなきゃいけないことは分かっている。すべてにおいてチャンスは狙っている。爆発したい」。生まれ変わった松浦が、開幕スタメン入りへ向け動きだした。【下田雄一】
[2005/2/2/10:50 紙面から]
写真=精度の高いシュートを連発する仙台MF松浦
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