鍛え抜かれた上腕二頭筋、大胸筋。そして一回り太くなった太もも。長いオフの間、黙々とウエートトレーニングで肉体改造し、チームで最も早く今月4日に始動したMF菅井直樹(21)が、そこにいた。
16日、泉パークタウン練習場で黙々と約1時間の走り込みを行った菅井。体も顔もたくましさを増していた。正月に実家のある山形に帰省し、3、4日休んだだけで、あとはトレーニングに費やした。「今年は勝負の年。去年みたいな悔しい思いはしたくない」と、気持ちが体を動かした。今年から寮を出て「自分をもっと追い込むために」と人生初の1人暮らしを始め、公私ともに一からのスタートだ。
サンタナ新監督の元、選手も様変わりした。「そんなの関係ない。みんな同じ立場だし」と菅井は、とにかく自分のことを精いっぱいやり、実力でレギュラーを取る意気込みだ。肉体改造で手に入れた競り合いに負けない強じんなボディ。ベンチプレスでは、マックス85キロを持ち上げた。体重はベストの68キロを維持しているが「少し筋肉がついた分だけ、体が重く感じるんですよね」と苦笑した。
正月、実家に帰った際、山形中央高時代の同級生で、トリノ五輪日本代表の加藤条治(20)と食事をした。加藤から「早くJ1に行けよ」とハッパを掛けられた菅井。「自分も加藤に負けたくないし、彼の活躍も励みになる」と加藤に昇格を誓った。パワーアップした菅井が、今年の仙台の中盤を動かすのは間違いない。【栗山尚久】
[2006/1/17/12:32 紙面から]
写真=元仙台の大河内(右)と黙々と走りこむ菅井
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