ブレイキンとは

パリ五輪で初採用。1970年代、米ニューヨークのサウスブロンクス地区で誕生したストリートダンスで、ギャングどうしの抗争を暴力ではなく、平和的に解決する手段としてダンスで競い合ったのが起源とされている。

種目

Bボーイ（男子種目）とBガール（女子種目）の2種目。それぞれ16人のダンサーが予選ステージに出場して1対1のダンスバトルを繰り広げ、うち8人が決勝トーナメントに進出して五輪初代王者の座をかけて競う。

競技の見どころ

2022年10月に韓国で行われた世界選手権では、男子でShigekix（半井重幸）選手が銀メダルを獲得、女子でAMI（湯浅亜実）選手が金メダル、AYUMI（福島あゆみ）選手が銅メダルを獲得するなど、日本選手が世界トップレベルで活躍。

ルールと採点方式

ＤＪが即興で流す音楽に合わせてダンサーが１対１で交互に向き合ってパフォーマンスし、ジャッジによる採点式で勝敗を決める。評価基準は「ボディ（技術）」「ソウル（表現）」「マインド（独創性）」の３つ。ダンスは４つの要素があり、各選手が独自にアレンジして演技構成する。

• 1トップロック（冒頭などで立って踊るダンス）
• 2フットワーク（床に手をつき、素早くステップを刻む足さばき）
• 3パワームーブ（体を回転させる動きで、背中や肩で回るウインドミルや頭で回るヘッドスピンが有名）
• 4フリーズ（一連の動きから、音に合わせて体を静止させること）。

DJが流す音楽のジャンルによっても結果が左右されるという。