水谷隼(27=ビーコンラボ)が4-2でマルコス・フレイタス(ポルトガル)を破り、日本男子初となるベスト4進出を果たした。日本時間11日夜の準決勝では、世界ランク1位の馬龍(中国)と対戦と対戦する。

 水谷は第1ゲームを11-4で先取。第2ゲームは9-11で落としタイにされたが、第3ゲームを11-3、第4ゲームを11-8と連取。第5ゲームはジュースの末に落としたものの、第6ゲームは開始から5ポイントを連取。11-2と圧倒し、勝利をものにした。

 水谷は「本当に苦しい試合だった。かなりチャンスがあったけど、その都度ミスを犯し、もっと簡単に勝てた。(メダル獲得は)2回チャンスがある。持ってる力を出し切ってメダル獲得を目指したい。今の調子なら絶対にメダルを獲得できる。普段通りのプレーで、ここまで来たら優勝したい。メダルを持ち帰ってみんなの笑顔を見たい」と話した。

 水谷は今大会で第4シードを確保。準決勝まで中国の2強と対戦しない組み合わせとなった。五輪では3位決定戦を実施して銅メダルを決める。