【12R:優勝戦・決断】

 4日目の後半10Rこそ4着に敗れた馬場だが、5日目は再び連勝。これで今節は10戦8勝だ。回り足と、回ってからの立ち上がりの早さが大きな武器で、インから先に回れば、まず差されることはない。準優を含め今節はインで3戦3勝。最後も逃げ切って、来年のクラシック出場へ前進だ。

 序盤はスタートを抑えていた山崎が、封印を解いた。4日目の後半でコンマ09と踏み込むと、5日目の前半6Rもコンマ07。準優こそコンマ11だったが、10は見えてきたようだ。持ち前のスタート力で馬場に圧力をかける。大幅な部品交換のあった重野は気配を見たい。序盤に3連勝した岸本が差して連争いに参入。

 馬場 だんだんストライクゾーンに近づいてきた。5日目が一番良かった。準優もインから余裕持って回れた。スタートも大丈夫。

 山崎 全部の足が上位級だと思う。特に出足には自信を持っている。やっても微調整するくらい。コンマ10はいきたい。

 重野 前半の接触でペラ、ギアケースにブラケットを交換。ペラはそのままいったけど出足、乗り心地が駄目。自分の形にたたく。

 岸本 市川選手がいいというより、自分のが駄目だった。展示は良かったのにレースでは駄目。ペラが開くのかも。焼きを入れる。

 宮崎 準優は初動がかかり過ぎたが、前を向いてから押してくれた。足は上位はあるが、ペラが微妙に合ってない。合わせていく。

 平野 昼は合ってないが夜になるといい。行き足、回り足がいいし、全体的に上位はあると思う。カマシのスタートも分かる。