玉野初のナイター開催はS級三宅達也(39)と、A級月森亮輔(24)の地元両者のアベックVで幕を閉じた。三宅の優勝は昨年12月平塚F1以来、S級通算19回目。レースは高久保雄介の鐘前先行で始まった。筒井裕哉が続くが、新井秀明が打鐘で追い上げて番手奪取。筒井が3番手に引いて、三宅は5番手。2角からじわりとまくり上げて最後は気迫でまくり切った。8番手から直線を伸びた内藤宣彦が2着。三宅をマークした野本翔太が3着に入った。

 三宅は「前がもつれたら追い上げて、行けるところまで行くつもりだった。番手の競走じゃない今回が一番緊張しなかった」。久々に付いたまくりの決まり手に「タテ足勝負も、もちろん考えていたし、想定通りの流れになって良かった。今回は自力だったけど、これからも追い込みとして頑張っていく」と満面の笑みを見せた。【秋山正則】