山原さくらが先輩の貫禄を示した。

 「デビュー戦の人の緊張感が伝わってきて、こっちも緊張した(笑い)」というが、レース運びと勝ちっぷりには緊張のかけらもない。赤板6番手から上昇。打鐘すぎに新人の高橋朋恵を押さえて先制すると、何度も後方を振り向きながらペースで駆けて逃げ切った。「自分もデビュー戦がここで、苦手な33バンクでしたから」と振り返ったが、格の違いを見せつけた。

 今シリーズから薄紫色のフレームにトレードマークの桜をあしらった新車を投入。「い~い感触です」と、さくら節が満開。6R予2も機動力全開で連勝しかない。