【大野義孝のオレに任せろ】

 調子を上げてきた高橋貢のスタート速攻に期待する。全国ランク2位の絶対王者・高橋はSG最多20回V、G1は現役最多の27回Vのキャリアを誇る持ち主だ。今年はこれで優出14回目。優勝は3回(G2・1回、一般の雨2回)している。SG3大会では2大会(5月飯塚オールスター5着、8月伊勢崎オートレースGP5着)で優出した。

 今大会の初日6R(良)は6着、2日目6R(良)は3着。車は合っていなくて整備を余儀なくされた。フォーク一式とフレーム一式、ピストン、カムを交換した。それが奏功して、3日目8R(湿)では巻き返しに成功。レースはS一気にバック5番手へ躍り出ると2周1角で3番手、同2角で2車をまくって首位を奪い圧勝。リズムを取り戻した4日目の準決8R(湿)は、最後方からの速い攻めで3周2角で2番手に上がると、最終周2角で先行する黒岩明に切り込み連勝を飾った。「試走は中を走って、思ったより回転が上がってなかった。中で合えば中の方がいい。一応、両方いけるようにしたい」と調整して車を仕上げる。

 対抗は地元荒尾の速攻だ。黒岩、鐘ケ江、丹村も要注意。(3)=(4)から(7)(5)(2)。