地元戦に張り切る西村光太(31=三重)が2予6Rを突破。終始、外並走の苦しい展開だったが、主導権を握った松岡貴久ラインに切り替え、外を伸びて2着をキープした。

 今回に備えてかなり練習した西村だったが「ようやくかみ合った。ラインの先頭でクリアできたのは大きい」と自画自賛。しかし、喜んだのはここまで。「決勝に乗って初めて『よかった』と言える」と気を引き締める。

 地元G3の準決進出は初めての経験だ。昨年はG2富山共同通信社杯の決勝に進んで「3日でお帰りもあるなと思ってたけど、競輪は気持ちが大切と気付かされた」と神妙な顔で話した。今回ももちろん、気合はパンパン。その証拠に「2日間、プロテクターを付けてませんから」。準決もなりふり構わず3着以内を死守するつもりだ。