田中信一郎(44=大阪)が、6連勝でファイナル進出を決めた。準優10R、インから気迫のコンマ01を決めて逃走した。

 駆る39号機はペラを少し確認した程度ながら伸びは力強く、乗り味も3日目後半から上向いてきた。「準優はフライングを切ったと思った。助かった。上位級の足はある。蒲郡は初めて優勝戦に乗れたからね」。

 デビューして25年6カ月、今節が蒲郡初優出となった。さらに、予選トップ通過の山本光雄が敗退し、優勝戦1枠がめぐってきた。最高の流れで、今期ラストを優勝という最高の形で締めるか。