- 競馬メニュー
-
- 競輪・競艇・オートメニュー
-
魚谷史上11人目!SG連覇/競艇
<競艇:モーターボート記念>◇2日◇蒲郡◇優勝戦
魚谷時代の到来だ。魚谷智之(31=兵庫)が2コースから鮮やかに差し切り、桐生オーシャンカップに続きSG連覇を達成した。SG連覇は02年の植木通彦(引退)以来5年ぶりで、11人目(12回目)の快挙。タイトルを取っても気を緩めない厳しい姿勢が、偉業達成につながった。次のターゲットは2人しかいないSG3連覇。全日本選手権(10月3~8日、平和島)でアタックする。
2コースから戦った優勝戦は、ややインがスリットで立ち遅れ。判断の難しい1マークになったが、魚谷は「体が勝手に動いてくれた」と素早く差しにチェンジした。瞬時の反応はさすがというよりないが、求め続けたグリップ感が、完ぺきに仕上がっていた証拠だ。
夏場のナイターをどう克服するか。今年の魚谷が取り組んできたテーマだ。直前のオーシャンCで優勝を飾り、暮れの賞金王出場は確定的。本来ならひと息入れたくなる立場を逆手に取って、今まで以上に挑戦を続けた。「正直、気持ちを緩めそうになったこともありますよ。でも、それでは駄目になりますからね」。モチベーションをより高め、ガムシャラに前だけを見詰めた。
SG連覇は02年の植木通彦(引退、チャレンジC、賞金王決定戦で達成)以来12回目。11人目の偉業となる。「今回の優勝で1つの壁は越えられたと思います」と満足げに笑ったが、すぐに「この後にはダービー、チャレンジCがありますから」と続けた。
昨年10月の福岡ダービーでSG初Vを飾り、賞金王出場を決した後も、ひたすら攻めの姿勢を貫いた。現状に立ち止まることを許さない。妥協のない姿勢が成長を支えてきた。
SG連覇を果たした今、次なる標的は当然、“SG3連覇”。過去に野中和夫、西島義則の2人しかない大偉業も、今の魚谷なら可能かもしれない。「これからも能力の限界に挑戦するだけです」。そう目を輝かせて言い放った姿に、“魚谷時代”の到来を確信した。【山本善憲】
[2007年9月3日9時23分 紙面から]