ベルベールが打倒ブエナへ絶好/桜花賞
<桜花賞>
打倒ブエナビスタの筆頭格、ダノンベルベール(牝3、国枝)が、絶好の動きを見せた。8日、栗東坂路で追われ、ラスト1ハロン11秒9をマーク。これまで連対率100%の安定感を誇ってきたが、さらにパワーアップした走りが期待できる。
ためた力をラスト2ハロンに集約させた。前半の1ハロンを15秒6とゆったり入ったダノンベルベールだったが、坂路半ばでラップは激変した。あん上が軽く仕掛けると瞬時に反応し、たたきつけるようなフットワークで力強くチップを蹴り上げた。
ゴール寸前まで加速し続け、最後の2ハロンは12秒0→11秒9。後半400メートルで24秒を切るのは古馬でもめったにお目にかかれない。この日に限ればラスト11秒台で上がった馬は、古馬オープンのウエスタンダンサー(11秒8)と2頭だけ。外ラチ沿いでなく馬場の真ん中を通ったことや、ラスト重視の点を踏まえても状態の良さが目立った。
「しまいをしっかり走らせるイメージ。前走に関しては体の減りを回復させる期間でもあったが、今は自信を持って臨める状態」。早々と栗東入りし、火曜日に続いて2日続けてパートナーの仕上がりを確認した後藤騎手は満足そうに笑みを浮かべた。
他馬より1キロ重い重量で臨んだ前走クイーンCでも連対率100%の安定感は崩れなかった。しかも、それまでと違う先行策で結果を残した。「引き出しを増やしておきたかった」と後藤。阪神JF時に続く栗東滞在も、輸送の負担を減らし万全の態勢で臨むため。昨年暮れに完敗を喫したブエナビスタに対抗すべく、騎手も陣営も手は打ってきた。ブエナの桜は簡単には咲かせない。【高木一成】
[2009年4月9日7時18分 紙面から]
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