今回の協賛G3は突出した選手が不在で、混沌(こんとん)としたシリーズになりそうだ。その中でも、予選組の岩井芯の先行力が1歩リードしており、番手が回れそうな山田諒や川口聖二がそのチャンスをつかめるかどうか。
取材にいくと、いつもの岐阜の風景だった。聖二が「よいしょ!」と場を盛り上げて周りが笑顔になる。初夏の岐阜バンクのコンディションを聞いても「夕方頃から追い風になって軽くなります。そうなると、一番有利なのは…嵯峨昇喜郎かな。次に有利なのが…桜井祐太郎だな」と言った瞬間、諒くんが「桜井かい!」と突っ込んだ。しかし、真面目な諒くんは「あれ(桜井は)、年下だったかな…」とマウントを取れず。そこで聖二がまくし立てるように「ミスチルは桜井さんだけどね」と畳みかけて勝負終了。聖二の完勝で終わった。
爆笑で取材した気になったが、肝心の諒くんから何も聞き出せていない。指定練習直後に3本もがいて顔色悪く「チャンスなので頑張ります」と聞いただけ。あらためて聞くと「2場所成績は良くないけど、今回はシリーズリーダーなので頑張るしかない」と締めくくるしかなかった。
最後は聖二が畳みかけるように「岐阜7人で決勝に乗れたらサイコーですね」といいことを言ったふうに締めくくろうとしたが「7番手は誰が回る?」の質問に「んー、(藤原)誠さんが『もー、しゃーねーなー』と言って固めてくれそう」の大団円でまとまった。振り返ると実になる話はなかったが、地元選手の気合だけは感じた岐阜の前検日だった。(日刊スポーツ評論家)























