日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が中学生の育成に乗り出す。日本代表オフィシャルパートナーのキリン(キリン株式会社、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社)は1日、同監督が中学生に直接指導する合宿「キリン・キャンプ」を11月28日から2日間、都内で開催すると発表した。

 対象は応募によって集められた中学1~3年の男子30人。同監督が現在活動中で本田、香川、長友らもプレーするA代表と同じ哲学でボヌペー、モワンヌの両フランス人コーチ、浜野GKコーチを引き連れ1泊2日で指導に当たる。代表でも繰り返し行われている座学、ハリルミーティングも実施される予定だという。

 同監督は就任以来U-18(18歳以下)、U-22(22歳以下)日本代表を立て続けに視察。日本サッカーの成長について「育成抜きには語れない。育成年代でのしっかりとしたトレーニングが必要」という強いこだわりを持つ。今回の異例のオファーにも二つ返事でOKを出し、自ら指導プログラムを開発する意向を示すなど本気も本気だという。W杯予選で結果を出しスッキリと次世代の代表育成にエネルギーを注入したい。