U-23(23歳以下)日本代表は、1次リーグ最終戦でイングランドに0-1で敗れた。前半15分にPKで失点。その後は何度も相手ゴールに迫ったものの無得点。1勝3敗の勝ち点3で大会を終えた。

 0-1で迎えた前半26分、FWオイナウ阿道(20=千葉)がチーム最初のシュートを放った。同30分にはMF野津田岳人(21=新潟)、同33分にはMF南野拓実(21=ザルツブルク)が決定的なシュートを放つも、ゴールマウスを外した。

 後半12分には、野津田の左足ボレーがバーに当たるなど、多くの好機を得点に結びつけることができなかった。MF大島僚太(23=川崎F)は「決定力という言葉で片付けたくはないが、攻撃も守備も最後の質を上げていかないといけない」。自身は6月のキリン杯に臨むA代表に初選出されたが「よりいろいろな課題を突きつけられると思う。ただ、その経験は五輪代表にもつながると思う」と話した。

 手倉森誠監督(48)も「ピッチ内の共通理解は落とし込めたが、そうといって簡単に結果につながらない。得点力とチーム内でのスピードとパワーを、もっともっとやらないといけない。本大会でやれる気配はつかめたかなと思います」とリオデジャネイロ五輪本番への課題を挙げた。