日本サッカー協会は5月31日、リオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表が7月30日(日本時間同31日未明)にブラジルのゴイアニアでU-23ブラジル代表と対戦すると発表した。8月4日にナイジェリアとの五輪1次リーグ初戦を迎える日本にとって大会前最後の強化試合。48年ぶりの五輪のメダル獲得に向けて、願ってもないスパーリングとなる。

 ブラジルは、24歳以上のOA枠でA代表のエース、ネイマールの起用を早々と発表するなど初の五輪金メダルへ本気だ。会場は超満員が予想され、日本は完全アウェーも体感できる。

 1次リーグB組の日本とA組のブラジルは、準々決勝で対戦する可能性がある。視察のためブラジル滞在中の手倉森監督は、日本協会を通じ「勝って勝って勝ち進まなければ対戦できない相手と、大会前にテストマッチをできることは大きい。初戦の重要性や難しさを考えれば、このタイミングで対戦することは大事」とコメントした。昨年7月の親善試合(仙台)などでブラジルの招待を極秘裏に進めたが、ハードルは高かっただけに、日本協会にとっても最高のタイミングでのマッチメークとなった。