日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(64)がなでしこジャパンを初視察することが5日、決まった。9日に「熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本」として熊本・えがお健康スタジアムで行われる日本-コスタリカ戦に足を運ぶ。異例の視察の目的は、なでしこからハリルジャパンへの抜てきではなく復興支援。昨年5月にも志願して被災地に入り、被害の大きかった地域を見て回り、益城町などではサッカー少年たちと触れ合い元気づけた。

 子どもたちとの再会と、今もなお、熊本に寄り添っていることを行動で示す。指揮官は地震の直後に「日本の皆さんに応援していただき、支えてもらっている。何か恩返しをしなければいけない立場」と話していた。日本協会の田嶋会長は社会的意義もあるこの一戦に「関係者にできる限りたくさん集結してもらう」との思いを抱く。象徴的存在の男女A代表監督のコラボが復興を後押しする。