国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトが7日、日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(64)のインタビューを掲載した。18年W杯ロシア大会のアジア最終予選B組首位に立った日本の指揮官は「もしロシアに行くことができたら、前回のブラジル大会でのアルジェリアよりもさらに先に進みたい。私はブラジルでアルジェリアを率い、本当に素晴らし経験をした」と決意表明。W杯8強以上という、具体的な目標を口にした。

 14年W杯ブラジル大会ではアルジェリアを率い16強に進出した。まずアルジェリア超えを目指す。激情家の一面もあるが、W杯での目標については慎重な物言いに終始している。8強以上という具体的な言及は珍しい。

 インタビューでは日本での仕事にも触れ「日本人は相手を思いやり、まじめで、真剣に仕事に取り組む。この姿勢が本当に私の仕事を助けてくれている」などと語っている。また、これまでにW杯へ導いたアルジェリア、コートジボワール(本大会は指揮できず)の2カ国での仕事と日本の違いなどについても考察している。

 何より、まずはロシア行きを確定させることが先決。最終予選は残りは3試合。強豪のサウジアラビアとオーストラリア戦を残す。「まだタフな試合が残っている。できるだけいい準備をすることが必要だ」。異なる3カ国をW杯へと導くことを1つのモチベーションにしている。いつもと同じように、気を引き締めていた。