日本サッカー協会の大仁邦弥副会長は25日、北京五輪男女代表の検証会議の議論をまとめた報告書の内容を明らかにした。ロンドン五輪に向けた強化策が中心で、男子は監督などスタッフの早期決定、女子は若手の育成などを課題に挙げた。

 報告書ではほかに、1次リーグ3戦全敗の男子のメンバーが流動的だったことを反省。「選手選考ではある程度、核になる選手は固定すべき」と提言した。選出を断念した24歳以上のオーバーエージ枠についても方針を「早い時期に決定すべき」とした。

 史上最高の4位に入った女子は体格で勝る世界の強豪と戦うため、GKなど高さのある選手の発掘を求めている。