日本代表の岡田武史監督(52)が6日、当初予定していた8日のJ2湘南-横浜FC戦(平塚)の視察を取りやめることを明かした。北京五輪代表監督だった、湘南の反町監督に視察を約束していたものの、同日に大宮-清水戦(NACK5)を視察するため「時間的に間に合わない」(同監督)とあきらめた。報道陣から「横浜FCのFWカズは見に行くか?」と聞かれると、同監督は「いや、それはない」と否定した。

 岡田監督はこの日、都内の日本サッカー協会でA代表スタッフ会議を行った後、各年代の代表監督を集めたナショナルコーチングスタッフ会議にも出席した。28日のW杯アジア最終予選バーレーン戦(埼玉ス)までの約3週間、Jリーグが2節しか行われないことから、3月は精力的に視察を行う予定。7日は横浜-広島戦(日産ス)と鹿島-浦和戦(カシマ)を、はしごして観戦する予定。同監督はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の視察にも意欲を見せ「多く見た方がいい。ACLもあるから助かる」と話していた。