日本サッカー協会の犬飼基昭会長は20日、あらためて若手選手に海外挑戦を勧めた。「10代でどんどん海外へ行って挑戦してもらいたい。有望な選手が流出してしまうという意見もあるが、そういう後ろ向きなことではなく、有望な若手が抜ければまた、新しい選手が出てくるという発想で取り組むべき」と話した。

 岡田武史監督とも若手育成の方針で意見は一致しており「W杯南アフリカ大会では山田直輝たちの世代が出てこないといい成績は望めない」と言った。

 この日、さいたま市内で著書「今日、有効な戦術が明日、通じるとは限らない」の発売記念サイン会を行った。浦和社長時代に所属した前浦和FW岡野雅行(香港リーグ、TSWペガサス)も同席し「僕もスーパーサブでチャンスがあれば出られたら」と話し、集まったファンから拍手を浴びていた。